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HIV検査数が半減、コロナ拡大でためらいも「感染者を把握できていない可能性」

生労働省のエイズ動向委員会は16日、2020年の1年間に保健所などで行ったエイズウイルス(HIV)の検査が19年に比べて半減し、6万8998件となったと発表した。相談も半減し、6万6519件だった。

 新型コロナウイルスの感染が拡大し、HIVの検査や相談をためらう人が増えたほか、保健所の業務がコロナ対応で逼迫(ひっぱく)し、HIVの検査を取りやめた時期があったことなどが影響したとみられる。

 一方、HIVの感染が新たに分かった人は、前年比160人減の1076人(速報値)。内訳は、エイズを発症した患者が前年比3人増の336人、無症状の感染者が前年比163人減の740人だった。

 同委員会の白阪琢磨委員長は「検査件数などの減少で、無症状の感染者を十分に把握できていない可能性がある。検査の機会を積極的に利用してもらいたい」と述べた。

読売新聞 2021/03/17 より